2018年2月24日(土)

「クラシック音楽とフェアトレード・コーヒーの集い」を開催しました!


2月24日(土)、「クラシック音楽とフェアトレード・コーヒーの集い」を開催し、盛況に終えることができました。

 

このイベントは、当センターの「高齢者ふれあいサロン」をみんなでほっこり過ごせる場に生まれ変わらせるプロジェクト「多世代交流ひろば フラッとキタよ(略してフラキタ)」の取組の一環として開催しました。

 

チラシや新聞、ミニコミ誌を見て、シニアの方や親子さんなど40名を超える方にご来場いただきました。当センターの利用団体さんにも多数お越しいただきました。

 

会場後ろには春風の日下部伸行さんのフェアトレードのカフェコーナーが。お客さんの注文に応じて豆を手動のミルで挽き、コーヒーを淹れてくださいました。コリコリコリ~という優しい音がし、フワーンと良い香りが漂います。多くの来場者がカフェコーナーを訪れ、コーヒーができるのを待っている間、お客さんと日下部さんとの間でおしゃべりタイム。「こういうコーヒーが一般的なお店でも買えるようにならんとあかんな」、「蒸らしのお湯の量ってこれくらいなの?」、「お湯の温度はどんなもんえ?」などとおしゃべりに花が咲いていました。

 

13時30分になり、いよいよプログラムがスタート。

 

最初に春風の日下部さんから「コーヒーとエクアドルの森と持続可能な話」というテーマでお話いただきました。春風で扱っておられるコーヒー豆は、日下部さんが直接現地に行かれて生産現場を見て購入されているものです。森林農法といって、森の中に、コーヒーなどの商業作物のほか、果樹や木材用の樹木、作物などを混植する方法で栽培されています。写真を見ると、多種多様な植物が植わっており、本当に森です。この方法だと、コーヒーだけを一面に植える農場と違い、いろんな生物が棲むことができ、落葉は土壌の肥料となり、病気の発生を抑えることができるそうです。「フェアトレード」は価格、社会、環境に対する公正さであり、先進国と途上国の間の問題だけではなく、国内においても作る人・流通させる人・売る人が共生できる社会が「持続可能な社会」であり、私たちの消費行動は地球環境や次の世代にも関わっているといったお話がありました。来場者の皆さんは頷きながら、熱心にお話を聴いておられました。

 

日下部さんのお話のあとは、当センターをよくご利用いただいている、ヴィーナリッシェ・アンサンブル京都さんによるクラシック音楽の演奏。「私たちの音楽はカフェのBGMと思ってコーヒーを楽しんでください」とアナウンスされ、来場者の皆さんはコーヒーを飲みながら、美しい音楽の調べに耳を傾けられました。

 

「ヴィーナリッシェ」とは「ウィーン風の」という意味のドイツ語。世界最高のオーケストラのひとつ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」をこよなく愛するメンバーで構成されています。

 

希少なウィーン式ロータリートランペット(持つところが横向きに

なっています)の柔らかな響きを中心に、最年少の小学生、中学生を含む6名で、ワルツ「美しく青きドナウ」、「ウィーンはいつもウィーン」、コーヒーにちなんだ曲「カフェーハウスで」、カッコウの声が可愛らしい「クラップフェンの森で」などの曲を、興味深い曲紹介を交えながら演奏してくださいました。サロンで間近に聴く演奏は大迫力。素晴らしい調べに、来場者の皆さんの目と耳は演奏に釘付けでした。アンコール曲はお馴染みの「ラデツキー行進曲」。自然と手拍子が入り、大いに盛り上がりました。

 

終了後は何人もの方がヴィーナリッシェ・アンサンブル京都さんに「良かったよ」と声を掛けておられました。

 

お陰様でサロンでの素晴らしいひとときとなりました。春風の日下部さん、ヴィーナリッシェ・アンサンブル京都の皆さん、ご来場いただいた皆さま、広報等でいろいろとご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

☆春風さんが当日の報告をアップしてくださいました。
 ありがとうございました。

 春風日誌 クラシック音楽とコラボ