2018年2月10日(土)

「市民講座 虹の探究/多様な表現をたずねて                                                    ロック・ブルース・フォークの源流、アメリカ民衆の歌」を開催します!


悲しさの数だけ歌があり,怒りの数だけ歌があり,喜びの数だけ歌があり,たくましさの数だけ歌があった。そんな歌をさまざまな移民がもたらした珍しい楽器を使って再現,アメリカ民衆の歌の豊かな表現に思いをはせる。

 

映像資料なども用いた講演,10種類以上の民族楽器を使った生演奏,みなさんも一緒に歌うSing Outのコーナーもあります。

 

ぜひご参加ください。

 

講演:ウェルズ恵子(立命館大学文学部教授)

 演奏:やぎたこ(柳澤昌英・辻井貴子)
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◆日時 2018年2月10日(土)13:00~15:30

 

◆会場 京都市北いきいき市民活動センター 2階 集会室
 都市北区紫野北花ノ坊町18
 市バス「千本北大路」下車 徒歩1分
 駐車場はございませんので,公共交通機関にてお越しください。
 地図 http://kyoto-kita-ikiiki.jimdo.com/アクセス-お問合せ/

◆参加費・定員 入場無料,先着80名

◆主催・お問合せ
 京都市北いきいき市民活動センター
 TEL 075-492-7320,FAX 075-493-9688 
 E-mail  kurasinet21@yahoo.co.jp
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【開催趣旨】
気持ちを誰かに伝えたい。いま感じたことを表現したい。

たくさんの言葉で伝わらない時もあれば,たった一言で通じあうこともある。
話すことが苦手でも,詩をつくったり,絵を描いたり,表現の仕方はいろいろあって,いいよね。
 
今回はそんな中でも歌,それも《フォークソング》の豊かな表現を探る。
実は《フォークソング》という言葉が,最初はアメリカの最新流行の
音楽として普及しはじめて,今年あたりでおおよそ50年,半世紀になる。
今では《フォークソング(フォーク)》は懐メロ扱い,

またアコースティックギターで歌う自作の歌の代名詞だったりするけれど,

それでは本来の《フォークソング》,つまりアメリカの民衆の歌のもっていた豊かな表現が見落とされがちなんだ。

 

世界大不況の時代にペシャンコに打たれても,したたかに生きた
人々の歌 
仕事を求めさまようホーボーの歌,黒人のブルーズやゴスペル,
快活な船乗りたちの歌,痛快なアウトローの歌,過酷な炭鉱夫の歌,
アイルランドのジャガイモ飢饉,1920年代の大砂嵐に翻弄された
人たちの歌,
悲しさの数だけ歌があって,怒りの数だけ歌があり,喜びの数だけ
歌があり,たくましさの数だけ歌があった。
それらの歌は,やがてノーベル文学賞のボブ・ディランの歌にも
つながっていく。
そんな歌の豊かさをウェルズ恵子さんに話していただき,

いろんな移民がもたらしたアメリカの民族楽器を駆使して歌うデュオ「やぎたこ」の生演奏で再現。少しシングアウトもしてみようという企画。ぜひご参加ください。


◎講演 ウェルズ恵子(立命館大学文学部教授)
アメリカのフォークソング(民謡)の歌詞研究,アメリカ詩研究から領域を広げ,音楽関連文化と歌詞の比較文化研究,さらには「声の文化」に関する研究にも取り組む。主な著書に『南北アメリカの
日系文化』(共著),『フォークソングのアメリカ』『黒人霊歌は生きている』『アメリカを歌で知る』

 

◎演奏 やぎたこ(柳澤昌英・辻井貴子)
さまざまな楽器を駆使して北アメリカに伝わる民謡を歌う人気フォークデュオ。18世紀より受け継がれ現在に至る古き良きアメリカンフォーク&トラッドを曲の内容や時代・社会背景を丁寧に説明しながら歌う。
アルバムに『I'll be home someday』『I'm here』『We shall Overcome』『CAN'T YOU HEAR THE STEEL RAILS HUMMIN'』