2017年2月19日(日)                                                          「フラッとキタよ ミニ文化祭」を開催しました!

心配された天気も朝から好天に恵まれ、2月19日の日曜日、「フラッとキタよ ミニ文化祭」を開催しました。

 

このイベントは、当センターの北向かいにある「高齢者ふれあいサロン」の大広間を、みんなにとってほっこり過ごせる場「多世代交流ひろば フラッとキタよ」(略してフラキタ)として生まれ変わらせよう!というプロジェクトの一環として、ボランティアの皆さんにご協力いただきながら企画、開催しました。


【ご報告1】

古川センター長の開会の挨拶で始まり始まり~♪

 

ハートのカメラ目線でこっちを見てるのは誰だ~(^^)

 

さあ、トップバッターは「FDFトライアングルチーム」。
弾けるビートでヒップホップダンスを披露してくれました。

 

打って変わって「まんが日本昔ばなし」を思わせるような(歳がバレる~)語りと音楽は朗読ボランティア「虹」さん。特に「姥捨て山」のお話には”昔のお話”ではなく現代にも通じる普遍性を改めて考えさせられました。

 

ピン!と澄んだ音色を響かせて下さったのは、大正琴こすもす・ライトハウス エンジェルアイの皆さん。その音色に会場の方々もうっとり耳を傾けておられました。

 

大正琴が生まれた大正元年よりもはるか昔、奈良時代に端を発する「雅楽」に、どうして「むかし」ってつくのかな?と好奇心をかき立てて下さったのは、「むかし雅楽の会」の皆さん。演奏もさることながら、雅楽や使われている楽器、衣装の説明にも「ふむふむ」と聴き入ってしまいました。着ておられた優雅な衣装は、今で言えば、トレーナーだそうな・・・(^^)

「雅楽といえば、ゆ~ったりとした音楽という印象があるかも知れませんが、実はもしかすると昔はもっと速いスピードで演奏していたんじゃないか、という研究があるんです~」というお話には興味津々。「スピードを速くして演奏すると今までと違ったメロディーが浮かび上がってくるんです。しかもそれを発見したのがイギリス人ローレンス・ピッケンさん」というトークにはびっくり仰天。

もう一つ、初めて知ったのは、雅楽で使われる有名な楽器「笙(しょう)」は、使う前や演奏中に暖めなければいけないということ。いやあ、いろんな発見がありますネ。

 

大広間では子ども達のために、機織り遊びのコーナーも。
「おばちゃん、これ、どうやんの?」
「ここを、こないして、こうすんねんで~」
「なるほど、なるほど」

 

 


【ご報告2】

さて、サロンの二階では、さまざまな展示や販売も行われました。

 

普段はなかなか使う機会のない「色鉛筆」。
「こんなに優しい色遣いになるんだ・・・」と驚きました。
色鉛筆画イキイキサークルの皆さんの作品でした。

 

木村真理子さんの作品を見たとき、その独特なタッチに「むむっ、クレーの作品か?!」と、20世紀のスイスを代表する画家を思い出して驚かれた方も多いのではないでしょうか?

 

福山弘子さんの書は、その力強い筆跡が印象的でした。
大きく描き出された「感謝」の二文字。その言葉が、きっといつも弘子さんの心の中にあるから、伝わるのでしょう。

 

力強い、と言えば焼き物。「手ごね、手びねり、くーるくる♪」
力作を並べて下さったのは、北区陶芸サークルの皆さん。どれも、それぞれに味わいがありますね。

 

別の形で「力強さ」を示して下さったのは、省エネ普及ネット・京都の中村和歳さん。何をするにも(このミニ文化祭を開くのにも)電気という力を使いますが、「それにはいろんな方法があるんだよ」と、パネルを使って分かりやすく教えて下さいました。

 

一階に向かう階段もギャラリーに早変わり♪
高平有香さんの素朴な写真が、白色の壁に彩りを添えます。

 

「いやん、あんた、ちょっとこの猫ちゃん、可愛いやん」
「せやけど、あんた、このワンちゃん、なんで檻に入ってんの?」
階段の踊り場では、二人の奥様が足をとめます。

お二人が見入っているのは亀井みさ子さんの写真展「カラフル」。
「・・・ペットに起きている問題には、飼育する私たち人間社会の問題が、そのまま反映されています」とのメッセージには、ハッとさせられます。


【ご報告3】

フリマも、いろんなジャンルの出店がありました。

 

亀井みさ子さんは「カラフル」写真展のフォトブックや、猫の迷子札つき首輪を販売して下さいました。

 

さくさく工房さんのクッキーは、色とりどり、味とりどり。

 

菜の花雑貨店さんでは小物やアクセサリーなどなど盛りだくさん。

 

てんきにな~れさんの手作り小物も、手作りならではの味わい深さがありますね。

 

ゆりかもめさんは、着物のリメイク製品。「うーん、こんなかわいい小物に変身するのか・・・」と感心しました。

 

若者と家族のライフプランを考える会さんのポストカードは、色とりどり、デザインとりどりで、とっても素敵でした。

 

一階に下りるとふわ~んと良い香りが・・・。
「ん?ガトーショコラがあるのかな?」と思ったら、Ari-gateau(アリガトー)さんのコーヒーでした(^^)
おいしく頂きました。

 

そんなおいしい香りをクンクンしていると、ついついお腹も減ってくるもの。

3時過ぎにはぐーたんさんの「みんなで苺大福をつくろう!」が始まりました。あっちでコネコネ、こっちでクネクネ。大人も子どもも楽しく過ごしました。

 

お部屋のこちらでは、足立つぐるさんが、子ども達に優しく話しかけてレクリエーションの時間を持ってくれました。
「おばちゃん、これはどうやるの?」
「それはね、こうするんやで」
「ありがと!」


【ご報告4】

ミニ文化祭の後半は、”凛音と真尋”ちゃんのダンスで始まりました。皆さん思ったでしょう、「もっと見たかった!カッコイイ!」...
(超絶ダンスのスピードにカメラが追いつかなくてすいません!)

 

素敵な歌声を交えてヘルプマークのお話を聞かせて下さったのは小倉ひろみさん。”パッと見ただけでは分からない、内側の困難”に気付かせてくれました。

 

続いては小倉さんのバックバンドも務めてくださったトライアングルおやおやバンドミニの皆さん。

「冷たい泉に素足を浸して~♪」

懐かしい曲もたっぷり盛り込んでゴキゲンのサウンドでした。最後の曲では娘さんの手話も加わり、すっかりお母さんの顔でした。

 

締めは古川センター長~!

「一期一会の~♪」

この日のために作ったという新曲(!)「イチゴ大福のうた」。
会場の皆さんとの掛け合いも盛り上がりました。
一期(いちご)と苺(いちご)をかけことばにするセンスもさすがですネ。

 

盛り上がったミニ文化祭も「サヨナラ」の時間が来ました。

 

イベントのたび熊本震災復興の募金にご協力いただきありがとうございます。

 

「ミニ文化祭、どうだった?」
のアンケートシールにもご協力いただき、ありがとうございました。今後の取り組みに活かしていきたいと思います。

 

また来年度、”フラッと”お会いしましょう!